2011年10月12日水曜日

訃報

名誉教授 杉井六郎先生(88歳)が、10月8日、ご逝去されました。

杉井先生は、1923年(大正12年)、現在の静岡県藤枝市にお生まれになりました。
県立静岡中学を卒業後、弘前高等学校に進学、学徒出陣で中部第三部隊に入隊され、1947年シンガポールより復員、弘前高校に復学し、49年卒業、京都大学文学部史学科に進学されました。52年に京大史学科卒業後、大学院に進まれますが、京大非常勤講師就任により退学。
京都府立園部高等学校教諭を経て、53年より同志社高等学校講師・教諭をお勤めの後に、65年、同志社大学人文科学研究所専任研究員として着任。67年同研究所助教授、73年教授。同研究所の主要プロジェクトのひとつであるキリスト教社会問題研究会(通称CS研究会)のプロモーターとして、多数の人材を結集され、多くの業績を残されました。
この間、65年から同志社大学文学部兼担講師、67年にフォード財団により米国プリンストン大学・イェール大学招聘研究員、73年からは文学部兼担教授として演習を、77年からは文学研究科兼担教授として日本近代史特講・演習をご担当いただき、数多くの学生・院生の指導にあたっていただきました。
主著は、『徳富蘇峰の研究』(1977年)、『明治期キリスト教の研究』(1984年)、『遊行する牧者 辻密太郎の生涯』(1985年)など。共同研究の成果として、『熊本バンドの研究』(1965年)、『留岡幸助著作集』全五巻、『六合雑誌の研究』(1984年)など。また、学校法人の事業として『同志社百年史』(全四巻、1979年)、『新島襄全集』等の編纂にも尽力されました。
1989年3月、ご定年により退職され、その後は、京都女子大学文学部教授をお勤めでした。

ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、先生のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

2011年10月7日金曜日

今出川校地の整備

同志社中学の跡地を整備する工事が、今、大車輪で進んでいます。
今日は、その一部を写真で紹介します。

烏丸通りから見た、旧同志社中学跡地に林立する高層重機

礼拝堂の上に覆い被さるように立つ重機

中学校の校舎があったあたりの工事

中学校のグランドがあったあたりの工事(向こうに寒梅館を臨む)
寧静館の北側

空にむかってそびえ立つ重機

さわやかな秋空に、工事の音が鳴り響いていました。